メルボルンの景色

都会

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わたしが今いるメルボルンの都会はこんな感じ。職場もこの中にある大きなデパートの中にあります。メルボルンに最初引っ越した先は、友人が日本に一時帰国する際に貸してくれたシティの中の高層マンションでした。ネオンが、散りばめられた宝石の様で、毎晩、日が暮れるとキラキラ光る街を眺めては、人が造り出すモノの凄さに圧倒させられました。人間はどこまで進化し続けるのだろ~なんて、レモンジンジャーティーをすすりながら、よく考えたモノです。答えは迷宮入りのまま、わたしはこのお家を出ちゃいましたが。。。

メルボルンシティに集まる人は多国籍で、みんなそれぞれの文化を愛してて、お互いを尊重しています。都会過ぎないから、人との距離も近くてトラムで席を譲りあったり、ホームレスと話が盛り上がったのか、隣に座り込んで真剣に会話する青年がいたりして。メルボルンの人達は興味を持ったら、とりあえず話しかけるスタンス。

さっきもトラム(路面電車)でおじさんが急に隣に座っていた女性に『Are you happy?』と話しかけていました。女性も笑顔で『えぇ、私は、幸せよ。』と応えていて、それを聞いたおじさんも『オレもそれが聞けて幸せだよ。』とニッコリ。そんなやり取りを見て、不思議と私までHappyな気分に。こんなやり取りがメルボルンだと日常茶飯事です。

 この街のそんな距離の近さがわたしは好きだったりします。

 

 トラムに乗って20分

 

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シティから30分ほどトラムに乗れば一気に景色は一変。人混みは無くなり、せわしなさとは打って変わって、ゆったりとした空気が流れ出します。暖かな日はただ、何の用事が無くても”散歩する”という目的が最高の過ごし方なんじゃないか!と素直に思えるくらい気持ちのいい小道が沢山。

 

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ここでも人と人との距離は近くて、近所のおばあちゃんに会えば『今日も寒いわね~』なんて会話して『Have a nice day!!』と言って別れます。その言葉を送られる度に、今日もいい日だなと一日が始まる前から感じられて、朝からホッコリ。

 

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今年のメルボルンの春は20度以下に落ち込む日があったり、30度以上になったりと寒暖差がとても激しいです。本格的な夏がやって来るまで、あと一ヶ月。夏が本当に恋しい!!!!日本は真逆で寒い季節になってますね。オーストラリアの冬を越してみて、日本のコタツがいかに画期的な発明品か、身に染みて感じてます。身を寄せ合って鍋を食べたあの頃が懐かしいなぁ。みんな、元気?

 身が引き絞まる様な極寒の冬があるから、暖かな日差しが降り注ぐ日がとても愛おしく思えるのかな。ここ、メルボルンでもそれが感じられてすごく嬉しいです。都会だけど、自然もすごく身近にある、また人との距離感も心地いい、この場所がとても大好き。メルボルンも残すところ、残り3週間。もうすでに I’ll miss メルボルンです。