メルボルンのグラフィックアート

ストリートアート

メルボルンサブカルチャーがとても元気。街を歩けば、ほら。

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そこら中にアートが溢れてます。路地や人目につかない場所にこっそり描かれていたりするので見つけるのが楽しい。またセンスとユーモアがあっていい。

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とあるカフェ。。。色々、攻めてる。。。

 

沢山のグラフィティーを色々な街で見てきましたが、メルボルンのグラフィティはそこに住んでる人たちが”カッコいい文化でしょ?”って胸を張って言えるだけの存在感があります。色んな所でグラフィティーと出逢えるから街歩きがとても楽しいんです。

観光地として有名なグラフィックストリートのホージャー・レーン。写真がオシャレに写るポイント♪

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Happy New Year スヌーピー❤オシャレかどうかは置いといて可愛かったのでパシャリ♪

メルボルンに行ったら必ずおさえておきたいポイント。チェックしてみて♪

 

Hosier Lane (ホージャー・レーン)

 

アーティスト

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 これはメルボルンの中心にある大きな駅の壁。たしか2週間に1度、塗り替えられるんだって。彼らはストリートアートを商業的に行ってるアートチーム。広告主の依頼でデザインを作成、大きな壁に2週間だけのアートを施しています。日本では広告のポスターを張り替える人はよく見たけど”アートで宣伝するスタイル”はまだ見たこと無かったので初め見た時はとても衝撃的でした。プリントした絵と違って、実際に一発勝負で描くライブ感はとてもクールでかなり人の目を惹きます。

 

メルボルンが注目する“Banksy”

グラフィティー界の今、最も注目すべきアーティスト。その名も“Banksy” イギリスに拠点を置き、様々なグラフィティーを世界各国の壁や建物に施し注目を集めています。彼のクールなポイントはその絵のクオリティーの他に、政治や色々な問題を絵を通して皮肉っているところ。また、皆が寝静まっている夜中に描くのをステイタスにしているため、誰も彼の姿を見たことがないという謎に包まれているアーティスト。

グラフィティーが元気な街メルボルンに、そんな彼の展覧会が開かれていたのでコレはいくしかない!!と思い、覗いて来ました。

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これはきっとBanksyからのメッセージ

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"今は笑えばいい。だけどいつか私たちは責任を負うことになるだろう”

絵を通して社会問題を投げかけられたのは初めてで、またそれがシリアスじゃなくコミカルで、彼のユーモアのセンスに脱帽しました。

メルボルンで彼のユーモアに触れられたのは、本当にラッキーでした。ぜひ注目して欲しいアーティストの一人です♪

 

注目したい日本人アーティスト

さて最後に、メルボルンで出逢った注目したい日本人アーティストを紹介したいと思います。

Takuji Kano

日本では主に京都で活躍しているグラフィックアーティスト。今はメルボルンに移りアート制作を行っています。いつかメルボルンのビルの壁に彼の絵を見れる日が来るかもしれません。


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Takujiさんとはダンサーの友人を介して飲む機会に恵まれ、お話を伺うことが出来ました。お酒が深まって、Takujiさんが目をキラキラさせて話し始めたのは漫画の話。昔のモノから最近のモノまで、いい作品は必ず読むのだそう。最初はただの漫画オタクなのかな(←失礼)と思ったのですが、彼のアート作品はこの漫画文化とヒップホップカルチャーから多大な影響を受けて今のスタイルになったのだと教えてくれました。

 ひたむきに制作に打ち込む彼の作品は、リアルな描写とポップアートの融合がかなりカッコ良くて好きです。メルボルンカルチャーのいい所"表現の自由”を武器に世界に羽ばたいて行って欲しいアーティストの一人。今後の活躍が楽しみです。

Takujiさんの他の作品はこちらから

www.instagram.com

そんなTakujiさんを始めとしたアート、ミュージック、ダンスを融合したイベントが今度の土曜日にメルボルンで行われるそうな。かなり面白いイベントになりそう!今、メルボルンにいないことが悔しいくらい、今、一番行きたいイベントです。メルボルンにいる人はチェックしてみて♪Takujiさんの絵もココで見れます♪

2017年1月14日(土)20時~

397 Little Lonsdale st Melbourne

https://www.facebook.com/events/1238831739544489/?ti=icl

 

今回はメルボルンのグラフィックアートをピックアップしてみました。分野を広げればまだまだメルボルンには面白いアーティストが沢山います。オリジナルを大事にする文化だからこそ生み出されるメルボルンカルチャー。表現すること、表現者を発見すること両者、共に楽しい場所。またメルボルンに帰ってこれたら、今度は表現者側の世界を見てみたいと密かに思うのでした。